【電子ドラムの選び方】消音性能と打感で選ぶならパッドで!

みなさんは電子ドラムを選ぶ上でどのような点を重視されますか?

ここでは、打感と消音性能を大きく左右する「パッド」について詳しく解説していきます。

パッドによって、静粛性を重視したモデルや、リアルな打感を重視したモデル等、得意なポイントが異なります。

電子ドラムパッド選びの際は、重視するポイントに合ったものをお選び下さい。

パッドの種類

電子ドラムのパッドは大まかに3つのジャンルに分けられます。

  1. キックパッド
  2. スネア・タムパッド
  3. シンバル・パッド

ここからはジャンル毎に「打感に差が出るポイント」と「騒音の差が出るポイント」について解説していきます。

キックパッド/キックトリガーペダル

騒音が気になる方は特に拘って頂きたいキックパッド

電子ドラムといえど、物理的に叩く音・振動というのは無視できません。

バスドラムを叩く「キックペダル」は、構造上大きな音や振動が出てしまい、静粛性に大きな影響を与えます。

キック次第で騒音の大きさが随分と変わります!

それでは、どんな種類のキックがあるかと言いますと…

大まかに分けて2つの種類のキックがあります。

そして、各タイプにも様々なモデルが存在します。

キック:キックトリガーペダルの特長

キックトリガーペダルは、キックパッドとキックペダルが一体型になったようなもの

振動が出にくく、静かです。

また、コンパクトで場所を取らないというメリットもあります。

一般的にスイッチタイプのキックペダルは生ドラムと大きく質感が異なりますが、
スイッチタイプで、生ドラムに似せたスイッチペダル「KT-10」もございます。

KT-10は、ビーター部分にトリガー機能を搭載し、スイッチタイプながら「ビーターが戻るアクション」を再現。

通常のスイッチペダルと比べると打音はするのですが、

ある程度の静かさとリアルさを重視される方は「Roland KT-10」がお勧めです。

キック:パッドタイプの特長

生ドラムと同じドラムペダルで演奏するタイプです。

ペダルは生ドラムと同じなので、電子ドラムのクセが付きにくいのが利点。

実際にペダルでパッドを叩くので、振動は大きいですが、パッドの種類や防振アイテムの活用で静粛性を高めることができます。

こちらのパッドタイプですが、

ラバータイプとメッシュヘッドの2つのタイプがあります。

注意)打面へビーターがヒットした時の音は、ラバーよりもメッシュヘッドの方が静かです。
しかしながら、キックは床に対しての振動が大きいのでメッシュヘッドとはいえ、何も対策していなければ周りへの影響は大きいです。

リアルさと静粛性の両方が欲しい人は!

Roland KDQ-8がお勧めです。

キックペダルを使用するパッドタイプながら、クッションを2重にする等の徹底的な対策を施し

従来のV-Drumsドラム・キットと比較して、騒音を75%低減。業界トップ・レベルの静音性を実現。

床下への振動を軽減したい人は!

ペダル専用の防音グッズ「ノイズイーター」がお勧めです。

ノイズイーターはただの板ではありません。

底部に特殊な形状の防振ゴムが付いており、軒下への振動を軽減できます。

タイプ別 商品リンク

下記より、ペダルとそのペダルが含まれる電子ドラムのセットがご覧頂けます。

静粛性を重視される方は!

キックトリガーペダル

そこそこ音が出ても良いという方は!

通常のキックパッド

リアルさと静粛性を両立したい方は

Roland KDQ-8

スネア・タムパッド

太鼓のパッド類は、シリコンとラバーパッド(ゴムパッド)とメッシュが採用されているパッドがあります。

パッドについては、図に纏めてみましたので、下記表をご覧下さい。

ラバー

安価
跳ね返りが強い

シリコン

もちもちした打感
トレーニング的

メッシュ

静粛性が高い
生ドラムに近い

リアルな打感と静粛性を求める方は…メッシュパッド

電子ドラムのパッドでイチオシなのがメッシュパッド。

生ドラムに近い印象で、自然にスティックが跳ね返ってくるので、跳ね返りを使ったスティックコントロールが可能。

価格を抑える場合、使用頻度の高いスネアだけをメッシュパッドにする方法も。

トレーニングドラム的な跳ね返りの弱さをお求めの方は…シリコンパッド

ヤマハが得意とするのがシリコンパッド。

シリコンパッドは静粛性が高いです。メッシュパッドに比べて跳ね返りは弱めで、プラクティスパッドに似た印象。

スティックコントロールは自分でコントロールする!という方にお勧めです。

リーズナブルさをお求めの方は…ラバーパッド

ラバーパッドの良い所は、パッドそのものがリーズナブルという事。

音が出てもそれほど気にならない戸建て等で、まずはお試し的にコストを抑えて導入したいという方にお勧めです。

シンバルパッド

シンバルパッドの中で特に注目いただきたいのがハイハットシンバル

電子ドラムのハイハットには2種類のタイプが存在しています。

1つは、生のハイハットと同じようにハイハットスタンドを併用するタイプ。

こちらは、シンバルパッド部分が上下しシンバルの受け部分がオープンクローズのトリガーとなり

シンバルパッドがハイハットトップの役目をはたします。

もう一方は、ハイハットシンバルとハイハットトリガーペダルの組合せ。

トリガーペダルを踏み込んでシンバルを叩くとクローズの音、ペダルを上げるとオープンの音が出せます。

格好はハイハットスタンドを併用する方が人気ではありますが、ペダル操作のたびにパコパコ音がします。

個人の好みになりますが、ハイハットで拍を取る癖のある方は、足の感覚的には反応が良いトリガーペダルの方がお勧めです。

ハイハットスタンドを併用するタイプ

・ハイハットが昇降する
調整が必要
ペダル操作のたびにパコパコ音がする

ハイハットシンバルとトリガーペダル

・フットペダルでオープン・クローズ検知
・昇降はしないが調整不要

まとめ

各パッドは後から買い換えることも可能な場合もございます。

一旦はリーズナブルな電子ドラムセットを購入し、後から好みのパッドに変えるというプランもアリです。

音源によってパッドの対応機種が異なりますので、パッドの互換性は詳細は下記サポートページをご覧下さい。

また、電子ドラム選びにお悩みの際は、下記よりお問い合わせ下さいませ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA