管楽器ケースの選び方
管楽器ケースの種類
管楽器ケースには「ハードケース」「セミハードケース」「ソフトケース」などの種類があります。
それぞれにメリット/デメリットがありますので、それぞれの特徴を知って自分に合うケースを選びましょう。
【ハードケース】

しっかりとした硬い素材で作られており、衝撃に強く安心感のあるケースですが、重さがあります
◎ 強度:強い △ 重量:重い
【 ソフトケース ・ギグバッグ】

柔らかい素材で作られており、比較的安価で軽くて持ち運びやすいのが特徴ですが、衝撃に弱いです。
◎ 重量:軽い △ 強度:弱い
【セミハードケース】

ハードケースとソフトケースの中間的な立ち位置で、外側は硬めの素材、内側は軽量で弾力性のある素材でできており、強度と軽さを両立させています。
○ 重量:中間 ○ 強度:普通
【ケースカバー】

フルートやクラリネットにはハードケースを収納するタイプのケースカバーもございます。
ケースカバーには楽器ケースだけでなく付属品なども一緒に収納できるため、バッグのように色々なデザインもございます。
※ハードケースとの併用※
管楽器ケースの使用目的
管楽器は気温や湿度などに影響を受けやすく、またホコリなどから守るためにも演奏後は必ずケースに入れておくようにしましょう。
ケースに入れた状態で「保管」するだけなのか、それとも「移動」をするのか、移動手段「徒歩」「電車」「車」「自転車」などによっても適したケースが変わってきます。
保管

移動させることはあまりなくお部屋や部室などでの保管を目的とした場合には、「ハードケース」が安心です。重さはあまり影響しないため強度のあるケースがおすすめです。
移動-徒歩

移動距離にもよりますが、出来るだけ軽い方が負担が少なく移動しやすいため「ソフトケース」または「セミハードケース」をオススメします。
移動-電車

満員電車などで移動をする場合には、大事な楽器を守るためにも「セミハードケース」または「ハードケース」をオススメします。ハードケースの場合には軽めのものをお選びいただくのが良いでしょう。
移動-自転車

自転車のカゴは振動が楽器に伝わりネジの緩みなどが発生してしまう可能性がございます。自転車で楽器を持ち運ぶときには背負ったりショルダーに出来る「ソフトケース」または「セミハードケース」がおすすめです。クラリネットやフルートの場合には「ケースカバー」を上手く利用しましょう。
(※大型の楽器は危険ですので自転車での移動は避けた方が良いでしょう。)
移動-車

車で移動の場合には持って運ぶ距離が短いため、特に荷台などへほかの荷物や機材などと一緒に載せる場合には「ハードケース」をおすすめします。1人移動で助手席などへ置いての移動であれば「セミハードケース」でも良いと思います。
(※暑い車内に長時間保管することのないようにご注意ください。)
管楽器ケースを選ぶポイント

1:楽器サイズ
まず、楽器本体が入るかどうかサイズの確認は重要です。大凡のメーカーは一般的な楽器のサイズで作られておりますが、特殊仕様やビンテージ楽器などはサイズ/形/キーの位置などが異なる場合がございます。楽器本体が収納可能か否かについては、ご確認ください。
2:マウスピース収納スペース
ケースサイズを出来るだけコンパクトにするために、マウスピース専用の収納スペースがない場合がございます。そのような場合には、マウスピースポーチなどを利用して楽器本体とは別で持ち運びをしたり小物入れスペースへ収納するなど、工夫していただく必要がございます。マウスピース収納スペースをご確認ください。
3:小物入れスペース
予備リードなどの付属品、オイルやグリス、クロスなどのメンテナンス用品、チューナーなどのアクセサリー類など管楽器を演奏するときには様々な小物が必要になってきます。付属品用に別でポーチやバッグなどを用意されている場合には問題ないですが、最低限の小物をケースの中に収納したいなどのご希望がございましたら、小物入れスペースのサイズにご注意ください。
4:ショルダーストラップ
ケースには様々な形があるため、ショルダーストラップの付属もそれぞれ異なります。背負えるように2本付属しているものもあれば、肩掛け用に1本のみ付属のタイプもございます。稀にストラップ別売りなどもございますので、ケースに付属しているストラップの数にご注意ください。
管楽器ケースと一緒に使うと便利な商品
管楽器を持ち運ぶ場面で便利な商品をご紹介します!

【レインカバー】
大事な楽器を雨から守る“管楽器ケース用のレインカバー”です。
楽器ケースの大きさに合わせていくつかサイズをご用意しております。
楽器ケースサイズをご確認のうえご希望商品をお選びください。

【楽譜バック】
楽器ケースを持ち運ぶ場面では、楽譜も一緒に持ち運ぶ機会が多いと思います。でも楽器ケースには楽譜は入らない…そんなときには楽器ケースに取り付け可能な楽譜バックが大変便利です。
※取り付けが出来ない楽器ケースもありますので、事前にご確認ください。

【カラビナ付き マウスピースポーチ】
カラビナが付いたマウスピースケースです。
マウスピース収納場所がないケースをお使いの場合や、予備のマウスピースも持って行きたい場合に、ケースへ取り付けることが出来ます。

【カラビナ付き 小物入れ(チューナーケース)】
カラビナが付いたセミハードタイプの小物入れです。
カードタイプのチューナーがピッタリ入るサイズに作られておりますが、チューナーだけでなくちょっとした小物を入れるのにも使えてとっても便利です。
こちらもカラビナ付きのためケースに取り付けることが出来ます。
