マイクスタンド&マイクホルダーの選び方
たくさんのメーカーや機種がありますが、見た目が似ていても使い勝手が違ったり、音にも影響があります。
今回は、自宅で配信やボーカル録音をされる方に向けて、マイクスタンドとマイクホルダーの選び方について説明します。
目次
マイクスタンドを選ぶ2つのポイント
- 音に影響が出にくいもの
- マイクの重さに合うもの
音に影響が出にくいスタンド
床や机の振動がスタンドに伝わると、マイクに低音ノイズが入ることがあります。これは耳で聞くよりも録音時に目立つため、配信・録音では特に注意が必要です。

対策として:
- 重たいスタンドの方が振動を吸収しやすい
- パソコンのファン振動が気になる場合は、ストレートタイプやブームタイプのスタンドが有効
★更に振動を軽減するには:ショックマウントを併用すると、より効果的に振動を軽減できます。
マイクの重さに合うスタンド
例:SHURE SM7B(約700g)など。
重たいマイクを使うと、スタンドが垂れて撮り直しになることもあります。

おすすめのスタンド構造:
- T字型ハンドル(力が入りやすく固定しやすい)
- 厚めのゴムワッシャー(より強く締められる)
※締めすぎるとネジが切れる場合もあるので注意。
★ブームスタンドでは「カウンターウェイト」装着でバランスが良くなります。
→ 重さの目安:マイクの60~70%

卓上型スタンドについて
卓上型のマイクスタンドも同様で、マイクの重さにみあったスタンドが必要です。
重たいマイクを使用する場合、安価なスタンドでは自重でアームが垂れ下がることがあります。

SHURE SM7Bにお勧めのマイクスタンド
重たいことで有名なSHURE SM7Bに最適なマイクスタンドとして
SHURE By Gator SH-BROADCAST1やロープロファイルモデルとしてSH-BROADCAST2がお勧め。
値は張りますが強固にマイクを保持できます。
安いスタンドと高いスタンドの違い
高価スタンドのメリット:
- 品質が安定
- 仕様変更が少なく、パーツ情報あり
安価スタンドの注意点:
- 予告なく仕様変更→レビューが参考にならないことも
- ネジが壊れやすい
業務用・ハード使用ならK&M 210やTAMAがおすすめ。パーツ販売ありで長く使用できます。

マイクホルダーの選び方
選び方は以下の2点:
- ホルダーの種類
- マイクの太さに合ったホルダーを選ぶ
ホルダーの種類
おおまかに分けて4つのタイプのホルダーがあります。

- クリップ型:着脱が簡単、でも壊れやすい
- ラバータイプ:柔らかくて脱着しやすいが、抜けやすい
- 硬いタイプ:保持力高いが脱着しにくい
- ショックマウント:コンデンサー用などに
シーン別の選び方:
・高所から吊り下げ → 硬いホルダー
・スピーチや脱着多い → クリップ型または柔らかいタイプ
マイクの太さに合ったホルダーを選ぶ

ワイヤレスマイクなどの太いマイクを使用する場合は特に対応径を要チェック
マイクホルダーに「取り付け可能寸法」の記載があるので、手元のマイクが寸法内かご確認下さい。
寸法は直径で記載があります。
もし、手元にマイクがあるならマイクの外周を測って、マイクの直径(外周 ÷ 3.14)と計算することで直径が割り出せます。
【よくある質問】マイクスタンドに取り付けできません
ほとんどの製品は3/8インチまたは5/8インチ規格で互換性があります。
変換ネジ(アダプター)が付属しており、両規格に対応可能。
変換ネジがスタンドとホルダーの両方に付いている場合は、片方のネジを外すことで取り付け可能となります。


JIS規格の製品もありますが、専用の変換ネジ(例:JIS → 3/8)で対応できます。
まとめ
- マイクスタンドは「振動に強く音に影響が出にくいもの」と「マイクの重さに対応できるもの」の2つ。
- 特に重たいマイクを使う場合は、しっかり固定できるT字型ハンドルのスタンドや、カウンターウェイトを取り付けられるブームスタンドを選ぶ。
- マイク周辺機材の振動が気になる場合は、卓上ではなく床置きのスタンドを選ぶなど、使用環境に合うスタンドを選ぶ。
- マイクホルダーは、マイクの直径と使用シーンに合わせて選ぶ。
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