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自宅や公民館等でカラオケをするためには、まずバックで流れる音楽や歌詞を映し出すカラオケ機が必要となります。従来、自宅・別荘でのマイカラオケルームには、カラオケボックスで使用される業務用通信カラオケ機を使用する方法が主流でした。
上記のようなカラオケ機本体に加え月々「情報利用料」を支払う必要があります。常にカラオケボックスと同等の楽曲・映像が楽しめるのは大変魅力的ですが、「情報利用料」は使用量に関係無く支払う必要があります。一人で歌の練習をしたい、あるいは家庭での利用を想定した際は少々敷居が高いのも事実です。
歌の練習、家庭での利用といったニーズに応えるのがタブレット・パソコン・ゲーム機をカラオケ機として使用するサービスです。通信カラオケ大手の「DAM」や「JOYSOUND」といったカラオケメーカーからも自宅用カラオケサービスの提供が行われています。
お勧めサービスは第一興商の「カラオケ@DAM」!映像がカラオケ店と同様の映像が流れるためとても気分がアガります。
サービス名 | カラオケ@DAM Forスマホ |
カラオケ@DAM ForWindows10 |
カラオケ@DAM For WEB |
---|---|---|---|
デバイス | iPhone/iPad/Android | Windows10 | WEBブラウザ (パソコン/iOS/Android) |
キーコントロール | ○ | ○ | × |
メーカー紹介ページ | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
お勧めサービスはニンテンドースイッチとJOYSOUNDのサービス!JOYSOUND独自のスマートフォン予約アプリを使えば、スマートフォンをリモコン代わりに楽曲予約ができます。
サービス名 | カラオケJOYSOUND ForNintendoSwitch |
カラオケ@DAM ForPlayStation4 |
カラオケ@DAM For Xbox One |
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デバイス | switch | PlayStation®4 アプリ |
Xbox One アプリ |
キーコントロール | ○ | ○ | ○ |
メーカー紹介ページ | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
ゲーム機・タブレットでカラオケをする際、音声遅延にご注意下さい。マイクの音が遅れて聞こえる症状でご相談が数多くよせられています。マイクの音声が送れる原因は主にゲーム機(またはタブレット)とテレビ内部でのデジタル処理によるレイテンシーがあります。
お勧めはアナログ入力対応のアナログアンプ&スピーカーです。さらにマイク入力機能やミキシング機能が必要です。PA用のスピーカーやカラオケ用スピーカーはほとんどがアナログ入力となっておりますので、ライブなどにも用いられるポータブルPAシステムや業務用カラオケアンプ・スピーカーがお勧め。
製品により音に遅れが生じるためカラオケにはあまり適していません。開発の段階で演奏やカラオケでの使用を想定していない為音が遅れることがあります。これら製品は、内部で高度なデジタル処理を行い聞こえを良くしている製品が多いです。
テレビ鑑賞においては0.04秒ほどの遅延でも多くの場合は気にならならず許容されているのですが、歌のモニターともなると0.04秒の遅延も気になる程シビアなレスポンスが求められます。(0.04秒=Bluetooth aptX LLの条件)
テレビ用スピーカーやホームシアタースピーカーに「ゲームモード」等の設定があれば遅延を少なくすることも出来ますが、無ければ対処は困難です。カラオケ用に別のシステムをご用意頂くほか方法がございません。また、ホームシアター・オーディオは映画やテレビ等の完成された音源を聴くことを目的としているため、肉声を聴いたときに声が籠もって聞こえるということも想定されます。基本的には、歌声の拡声にはPA用/カラオケ用のシステムをご利用頂くことが望ましいです。
決して売り込みのためにご案内しているのではなく、YAMAHA公式サポートでも同様の案内がなされております。
【ホームシアター・オーディオ】ホームシアターでカラオケをしたところ声が遅れてスピーカーから聞こえてきます
音楽制作にも用いられるコンパクトなモニタースピーカーを使用したリーズナブルな構成です。アンプ内蔵スピーカーのため、簡単に使用出来ます。
実際にニンテンドースイッチへJOYSOUNDカラオケアプリを入れてカラオケをしてみました。
Switchの音声はヘッドフォン端子から出力できます。
POINT:音声遅延を防ぐ為、マイクの信号はテレビを経由せず、マイクミキサーからダイレクトにスピーカーへ音声を出力しています。ゲーム機に音声が入力されない為採点機能が使用できませんが、音声遅延無く歌うことができます。
製品構成:マイクミキサー もりあげくん/ヘッドフォン端子→もりあげくん接続ケーブル TD30SMRC
お手持ちのスマートフォン・タブレットでもカラオケを楽しむことができます。接続方法の一例をご紹介します。
タブレットの音声(カラオケBGM)をマイクミキサーに接続します。マイクミキサーへの入力はヘッドフォンアウトから有線で接続する方法と、マイクミキサーにBluetooth受信機を繋いでBluetoothで接続する方法があります。
タブレットでカラオケをする場合、イヤフォン内蔵マイクの使用を推奨する場合が多いのですが、上記のようにマイクミキサーを使用すれば、ハンドマイクを使ってカラオケを楽しむ事ができます。
音声遅延を防ぐ為、タブレットにマイクの音声は入力致しませんので、採点機能が出来よう出来ませんが、音声遅延無くスピーカーからマイクの音を出力できます。
iPhone/iPadの場合、周辺機器が充実しているためlightning端子から直接信号を入出力することができます。
▲マイクの音声はiPadにも取り込まれる為、インターネット配信にもご利用頂ける構成です。
製品構成:オーディオインターフェイス TASCAM US-42/Apple純正lightning USBカメラアダプター
▲カラオケの音声をBluetoothで飛ばし、Bluetooth受信機→オーディオインターフェイスまで入力する方法です。(※採点機能は使えなくなります。)
製品構成:オーディオインターフェイス TASCAM US-42/FOSTEX Bluetootオーディオレシーバー PC-1BT
※アプリがBluetoothオーディオに対応している必要があります。
※2021/08時点 カラオケ@DAM for スマホ(iOS)ではBluetooth送信が出来ない仕様となっております。
本ページでご紹介しましたゲーム機/タブレット/iPhoneセットはすべてワイヤレスマイクに置き換えることも可能です。有線マイクの代わりにワイヤレス受信機をお繋ぎ頂ければワイヤレスマイクとして使用できます。
ミキサーを使ってカラオケをする場合、再生機の音声出力をミキサーに繋ぐことになります。
対応する接続端子はアナログのオーディオ出力です。アナログの端子は下記写真の赤と白の入力端子が主流です。
ところが、昨今のゲーム機ではHDMI経由で音声信号を出力できるためアナログの音声端子を搭載していない場合があります。HDMI→テレビ→テレビのヘッドフォン出力からアナログ音声を取り出すことも出来ますが、テレビ経由で音声を取り出すと音声遅延の原因となります。
製品例:サンワサプライ HDMI信号オーディオ分離器 VGA-CVHD5
※HDMI端子からアナログオーディオ出力を分離するための製品です。音の遅延を改善させる為の物ではありません。
福山楽器センターでは家庭カラオケに最適な"マイクミキサー"や"マイク・ワイヤレスマイク" "アンプ" "スピーカー"を取り扱いしております。機材でお困りの際はお気軽にお問い合わせくださいませ。
機材の購入相談:084-924-5331(音響機器購入相談窓口/ 株式会社福山楽器センター)
スピーカーやミキサー選びのご相談を承ります。ご検討中の段階でもお気軽にお問い合わせ下さい。お問い合わせだけでもOKです!※
※当店は販売店となります。他店様購入済み機材に関するお問い合わせや、接続方法・セットアップのみのお問い合わせにはお答えできない場合がございます。
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