【吹奏楽部・軽音楽部】チューナー・メトロノームの選び方特集
チューナーとは?初心者でもわかる楽器の音合わせの基本
楽器の音を決められた高さに合わせる作業を「チューニング」といいます。
そして、このチューニングをサポートしてくれる道具が「チューナー」です。
なぜチューニングが必要なの?
楽器は、少しのズレでも音が変わってしまいます。
たとえば…
- ギター・ベース・バイオリンなどの弦楽器は、弦(糸)の張り具合で音の高さが変わります。
- 三味線やお筝(こと)などの和楽器も同様です。
- 管楽器も、指の使い方は決まっていますが、気温や湿度の影響で音がズレることがあります。
そのため、演奏の前には必ず音を正しく合わせる(チューニングする)必要があるのです。
チューニングをしないとどうなる?
もしチューニングが合っていないと…
- 楽譜通りに弾いても「なんだか音が変?」と感じる
- 他の人と一緒に演奏すると、不協和音(気持ち悪い音)になる
という問題が起こります。
せっかく練習しても、チューニングがズレていては台無しに…!
チューナーを使って、正しい音で気持ちよく演奏しよう!
初心者のうちは耳だけで音を合わせるのは難しいですが、チューナーがあれば安心。
機械が「今の音は高すぎる・低すぎる」と教えてくれるので、誰でも簡単に音を合わせることができます。
練習前や本番の前には、忘れずにチューニングをしておきましょう!
チューナーの選び方①タイプで選ぶ
チューナーは主に、次の2つのタイプに分かれます。

✅ クロマチックチューナー
1オクターブに含まれる12の半音すべての音に対応しているチューナーです。
- いろいろな楽器に使える汎用タイプ
- 特に管楽器のように細かい音程の調整が必要な場合におすすめ
- 音名を自動で判別してくれるので、異なる調の楽器にも対応できます
例:フルート、クラリネット、サックス、トランペットなど
✅ 楽器モード搭載チューナー
ギターやベースなど、特定の楽器専用モードがあるタイプです。
- 各弦に対応した音名を自動で表示
- 音合わせが簡単なので、初心者に特に人気!
- 間違った音を弾いても誤判定しにくく、直感的に使えます
どちらを選べばいいの?
- いろんな楽器で使いたい → クロマチックチューナーがおすすめ
- ギターやベース専用で使いたい → 楽器モード搭載タイプが便利!
チューナーの選び方②チューナーの形/種類で選ぶ
カードタイプ

特徴
- 大きなディスプレイで音程が見やすい
- 正しい音を鳴らしてくれる機能があるものが多く、耳を鍛える練習にも◎
- 一部モデルは背面にスタンド付きで自立可能
注意点
- スタンドがないモデルは譜面台や安定した場所が必要
- 周囲の音も拾うので、クリップマイクの併用がオススメ
- ディスプレイが大きいため移動中の破損に注意。液晶パネルの液漏れは保証対象外となります。
- 当店では収納用のセミハードケース付きセットもご用意しております。鞄の中に入れて持ち運びをされる方は安心のセミハードケース付きセットをご検討下さい。
クリップタイプ

特徴
- 楽器にクリップで取り付け、振動を感知してチューニング
- コンパクトで軽量、置き場所に困らない
- 画面の角度調整ができるモデルが多く、見やすさも◎
注意点
- 楽器の形や取り付け位置によって反応が鈍い場合あり
- 一部の管楽器(ユーフォニアム、チューバなど)では画面が見づらいことも
ペダルタイプチューナー(ステージ向け)

特徴
- ライブ演奏での使用に最適(エレキギター/ベース向け)
- シールドに接続して高精度チューニング
- ペダルを踏むとアンプ出力をミュートでき、静かにチューニング可能
注意点
- 電気信号で動作するため、管楽器などアコースティック楽器には使えません
クリップマイク(補助アイテム)

特徴
- 周囲の音を拾わず、楽器の音のみを正確に拾ってくれる
- 音が小さい楽器にも有効で、チューナーの反応が改善
取扱メーカー
- YAMAHA、KORG、SEIKO
性能に大差はないため、デザインで選んでOK!
チューナーとの接続端子サイズに注意!

2025年時点では以下の2種類が存在いたします。
- 「6.3mm モノラルフォーンプラグ」
- 「3.5mm モノラルミニプラグ」
メトロノーム付きチューナーとは?
1台でチューナー+メトロノームの機能が使える便利アイテムです。
基礎練習から曲練習まで幅広く活躍します!
メトロノーム付きチューナーの特徴
- 音程確認+リズム練習が1台でOK
- 八分音符、十六分音符、三連符などの細かい拍子設定ができる機種も
- 中抜きリズムや光による拍表示も可能な機種あり
メーカー別の特徴(メトロノームチューナー)
メトロノームとは?その種類と特徴
テンポ(速さ)を音や光で一定に刻む練習用アイテムです。
楽器・ジャンル問わず、リズム感を鍛えるには必須です!
振り子式メトロノームについて

特徴
- 視覚的に拍の間隔が分かる
- ゼンマイを巻いて使うので電池不要
注意点
- 横倒し保管はNG(振りが狂います)
- 音量調整はできません
🎵 合奏やアンサンブル、ピアノ・管楽器などにおすすめ!
電子メトロノームについて

特徴
- 軽量&コンパクトで種類が豊富
- 八分音符や三連符など複雑なリズム対応
- タップテンポ機能やヘッドホン対応モデルもあり
注意点
- ボタン操作でテンポ設定する必要あり
- 機種によってはテンポ表記が表示されない場合も
🎵 ドラムやバンド練習、静かな環境での使用におすすめ!
まとめ
🎯 チューナーの選び方まとめ:
目的 | おすすめタイプ |
---|---|
汎用的に使いたい | クロマチックチューナー+カードタイプ |
ギター/ベース中心 | 楽器モード+クリップタイプ or ペダルタイプ |
音が小さい楽器 | クリップマイク併用 |
リズム練習もしたい | メトロノームチューナー or メトロノーム単体 |