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ワイヤレスマイクの音をダイレクトに配信する必要性

WEB会議で多く用いられるのがスピーカーにマイクが内蔵されたスピーカーフォンが多く用いられます。スピーカーフォンは主に2~5人程の小会議に最適なコンパクトなシステムです。


▲audio-technica AT-CSP5

基本的にスピーカーフォンはスピーカーの近くで話をする必要があります。発言者とスピーカーの距離が離れる用途ですと、声をほとんど拾わなかったり、はたまたリモート先の音声が聞こえなかったりします。特にリアル会場とリモートを同時進行で繋ぐハイブリットイベント・ハイブリット会議では、スピーカーフォン単体での対応は厳しいものがあります。

そこで、ワイヤレスマイクの音をダイレクトに入力する機材が必要となります。 しかしながら、ハイブリッドイベントは、適切な機材を選ばないと音のループという現象が生じてしまいます。 音のループには2種類あって、物理的に生じるループと、音声信号的に生じるループがあります。 なかでも、機材選びの際注意が必要なのが音声信号的なループです。

ループしない機材の選び方(スピーカー編)

リアル会場側にも5人以上集まる場合は、会場用の音響システムが必要となります。なかでも6畳以上のお部屋でリモート通話をする場合はワイヤレスマイクがお勧め。ワイヤレスマイクなら口の近くで声を拾うことができるため、リモート先にも明瞭な声を届けることができます。ワイヤレスマイクの信号を音として出力するためには、アンプとスピーカーが必要となります。マイクとスピーカーがセットになった物は"ワイヤレスマイク付き簡易PAセット"呼ばれます。

ワイヤレスマイク付き簡易PAセットも分類すると「受信機内蔵型」と「受信機外付け型」の2種類があります。受信機内蔵型のシステムはコンパクトで良いのですが、配線が自由に行えないため「受信機外付け型」のPAセットがお勧めです。
受信機内蔵ワイヤレスシステム(簡易PAセット)を使用すると、下記のようにリモート先の音声をリモート先に再度戻してしまう音声ループが生じることがあります。

音声ループが生じる例

接続例:PCのイヤフォン出力端子→スピーカーの入力端子 スピーカーの音声出力端子→PCのマイク入力端子
このように配線した場合、PCから出力されたWEB会議先の音声はスピーカーに入力されますが、スピーカーの音声出力端子からもWEB会議先の音声が出力されてしまうため、音声が相手に返ってしまうことになります。リモート先からすると、自分の話声がそのまま相手から返ってくる状況に。この状況が音声信号的なループです。

音声ループが生じない例

接続例:オーディオインターフェイス→スピーカー ワイヤレス受信機→オーディオインターフェイス
ワイヤレス受信機外付け型の簡易PAセットなら、マイクの音とリモート先の音を別々に入力することができ、ミキサー上での音声ループを回避できます。

まとめ:ハイブリッドイベントには受信機外付け型がお勧め

ループしない機材の選び方(オーディオインターフェイス編)

続いてマイクの音声をPCに入力するための装置、オーディオインターフェイスの選び方について解説いたします。オーディオインターフェイスも機種によっては、内部にミキサー機能を持っており音声ループの原因となることがあります。少し込み入った話になりますので、結論から申しますと、

ハイブリッドイベント向けオーディオインターフェイスの必須条件としては
・USB AUDIO 2IN
・ループバック機能無し(またはOFFにできる)

の2点が挙げられます。

さらに、あると好ましいのが
・USBミックスマイナス機能
・エコーキャンセラー機能
です。エコーキャンセラーは高価な機能となりますため、貸会議室や学校といった大規模な会場にはあると良いと思われる機能です。

USB 2IN

USBINとはマイク入力の本数ではなく、USBでPCに送る信号のことです。大抵はオーディオインターフェイスの仕様に下記のように表記されております。

多くのWEB会議アプリはステレオにあたるUSB 2INまでにしか対応しておらず、3IN以上のオーディオインターフェイスを使用した場合、CH3以降のマイクの音声が入力できないことがあります。

※但し、マルチチャンネルオーディオのうち、CH1・2が2MIX出力にできる機種なら問題ありません。MIXCAST4等。

WEB会議でループバックは無い方が良い

ループバック機能とは、PCから出力された音声をオーディオインターフェイス内でミックスし再度入力する機能です。PC上の音楽や音声を配信するライブ配信やゲーム実況においては必須の機能となっております。

しかしながら、WEB会議の場合、PC上の音声イコール相手の方の声となりますので、相手の方の声を再度入力してしまうと、話声が返ってくる状況に陥ります。

いずれも、WEB会議ソフトの音声出力を別系統にする、OBS等のソフトを使ってマルチチャンネルオーディオを2MIXにすることで、対処は可能ですが毎度その設定をするのはご面倒かと思います。そういった意味合いで、当社では必須条件として USB 2IN、ループバック無しモデルを推奨しております。

具体的なオーディオインターフェイスの適性

ここでは、当社が独自に調べ判断したオーディオインターフェイスの適性についてご紹介いたします。どんな機材が向いていて、どんな機材がどんな点で不向きなのか、ご参考になりましたら幸いです。

YAMAHA AG03/AG06

Web会議での適性:○(※条件付き)
難易度:低
配信向けのミキサーですが、本体の設定をINPUT MIXにするだけでループバックを解除でき音のループが生じません。AG03ではマイク1本、AG06ではマイク2本と、マイク本数の少ない用途にお勧め。

YAMAHA AG03

マイク入力1系統のシンプルなオーディオインターフェイス。配信に人気の製品です。

YAMAHA MG XU

Web会議での適性:△(接続要注意)
難易度:中
2INがデフォルトなので、複数マイクの音声も入力できます。ボタン1つでループも回避できますが、設定や接続に注意が必要。機材の取り扱い難易度は少しだけ高め。

ALLEN&HEATH ZEDi-10FX

Web会議での適性:×(単体使用不可)
難易度:超高
4INのオーディオインターフェイスで、うち1~2CHはINPUT1とINPUT2に固定されている為、マイク2本しか入力できません。音のループ回避もAUX出力を使う必要があり、基本的にはWeb会議には適しておりません。

TASCAM MIXCAST4

Web会議での適性:◎
難易度:低
14INのオーディオインターフェイスですが、うち1~2CHは2MIXなので問題ありません。音のループ回避も本体のUSBミックスマイナスの項目から簡単に設定可能。ループ検知時のミュート機能もあり便利

TASCAM MIXCAST4

マイク入力4系統 USBミックスマイナス機能を搭載したWEBミーティングに最適な機材です。

ZOOM POD TRACK P4

Web会議での適性:◎
難易度:低
2INのオーディオインターフェイス USBミックスマイナス機能も付いているので、ループが起きません。マイク入力は4つありますが、うち1つをUSBの音声入力に使用する為Web会議では実質マイク入力3系統までとなります。

ZOOM PODTRAK P4

コンパクトなUSBオーディオインターフェイス。通話の音声のループを防ぐミックスマイナス機能も搭載

よくある質問

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福山楽器センターでは機材の購入相談、機材コンサルティングを承っております。当社では実際にハイブリッドイベントやハイブリッド会議に取り組んでおります。マイクからスピーカー、オーディオインターフェイスまで経験を生かしたご提案をさせて頂きます。

お問合せ先:株式会社福山楽器センター TEL:084-924-5331 E-Mail:info@merry-net.co.jp



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